改憲vs護憲を超えて

憲法改正の流れが現実的になった時に、建設的な議論ができますように

2015-08-01から1ヶ月間の記事一覧

山本みずき氏の提起へのひとつの回答〜「自ら戦争する」と「自衛する」〜

前の記事で言及した山本みずき氏からSEALDsへの疑問について、前の記事ではSEALDsと立場を異にする私にはSEALDsの代弁ができない、と述べたが、一部分について、おそらくSEALDsと似たような立場から指摘できる部分があるのではないかと思ったので、記してお…

山本みずき氏とSEALDsの「幻の対談」に思う

あの"18歳の宣戦布告"で有名になった山本みずき氏が、SEALDsとの対談を申し込んで断られ、「SEALDsに聞きたい「国民の命を守るためには何が必要か」」という文章を書いていた(以下、上記のサイトの2015年8月22日現在の文章から「」付きで引用を行う)…

「護憲派」から「改憲派」へのアドバイス

「護憲派」はこのままでは、改憲の議論の際にも「戦争になる!」「徴兵制になる!」と危機を煽って国民感情に訴える戦術を取るばかりであろう。 しかし、「改憲派」としては、それがあまりに煩く感じるだろう。中国がある程度大人しくしていると、「中国脅威…

「護憲派」 🆚「改憲派」〜危機を煽るキャンペーンの競争は、中期的に見れば「護憲派」に不利に働く〜

「護憲派」は最近、「戦争法案」のキャンペーンのスマッシュヒットや、一部政治家の失言などに助けられ、一時的に安倍政権への支持率を下げることに成功した。 しかし、中期的に見れば状況は著しく不利であると思われる。勝てない戦いなのではないか、とすら…

「護憲派」は「憲法改正禁止」に拘るべきではない

自己紹介代わりに書くが、私は一応「護憲派」のつもりだ。 しかし、「日本国憲法」の一字一句を変えさせない、という意味の「護憲派」ではない。 大切なのはその一字一句ではなく、いわゆる「三大原則」を始めとする理念である。 そして、憲法が、国家権力を…

改憲をめぐる議論が不毛に終わる可能性について

安保法制をめぐる議論が噛み合ってない。 別に私は、中庸・中立を気取っているわけでもないし、左右に偏るのが悪いことだとも思っていない。 ただ、今回の議論は、あまりにかみ合っておらず、このままでは、実際に「改憲」が俎上に上がった時に、有意義な議…