改憲vs護憲を超えて

憲法改正の流れが現実的になった時に、建設的な議論ができますように

2016-02-11から1日間の記事一覧

「建国記念の日」についての雑感②反対集会・反対声明の作法について

前の記事で書いたように、 ・現行の「建国記念の日」が2月11日なのは、ひとつの歴史解釈に基づくものである ・他国の例を見る限り、「建国記念の日」を設定するのもしないのも選択肢として存在する ・他国の例を見る限り、設定するにしても、解釈次第で様々…

「建国記念の日」についての雑感①2月11日にしなければならない理由はあるか

「建国記念の日」のたびに、左右さまざまな意味合いを持つ人々が集会をしたり、声明を発表したりする。 私も、せっかくなので何か書いておきたい。 「建国記念の日」反対の動きに対しては、例えばこんな反論がある。 ironna.jp この論者は、「建国記念の日」…

「安倍談話」と「慰安婦合意」〜スローガンとしての「子や孫に謝罪させない」〜

2015年の歴史認識問題を象徴する、戦後70年の「安倍談話」と、年末の「慰安婦合意」とはひとつの思想で繋がっていた。それは、「子や孫に謝罪させない」というものだ。 本来、安倍首相の支持者たちの歴史認識から考えれば、「安倍談話」にしても「慰安婦合意…

「乗客に日本人はいませんでした」

THE YELLOW MONKEYの復活は年明け早々の明るいニュースだった。 新曲の発表もあり、本格的な活動も期待されるところである。 私が彼らに出会ったのは比較的遅く、名曲『JAM』からである。 この曲の歌詞には、有名な箇所がある。 「外国で飛行機が墜ちました …

「歯舞読めない」は揚げ足取りか

漢字の読み方についての報道として、 ①麻生首相(当時)が「未曾有」を「みぞうゆう」と読んだ ②宮沢経産相(当時)が「川内」を「せんだい」と読んだ ③島尻沖縄北方担当相が「歯舞」を「はぼ」までしか読めなかった などといったことが取りざたされてきた。…